生きるを手繰る

生きづらい私が、生きる気持ちをゆるりと手繰り寄せるために

思考と感覚のバランスをとる実験「文章スケッチ」

このブログのテーマを「生きづらい人が、生きやすくなるために考えること」みたいな感じにしておきながら、昨日、突如として現れた謎の“文章スケッチ”なる記事。

www.kuzejune.com

「他の記事と並べた時に浮くだろうなぁ」とは思ったのですが、こんな理由で公開してみた次第でした。

頭の中が「思考」でいっぱいになってしまう

うつから双極II型となった私ですが、私の軽躁っぽい症状は、気分や行動よりも思考に表れやすいと自覚しています。わかりやすく言うと、テンションが上がったり、活動的になったりするよりも、考え事がぐるぐると止まらなくなる感じのパターンが多いです。

「軽躁かな?」という時の思考は、うつの時のネガティブな考え事とは方向性や内容が違います。例えば、仕事に関するアイデアであったり、誰かとの空想のおしゃべり(マインドトーク?)がバーッと脳内を駆け巡ります。自分を責めるような内容ではないので、激うつの時よりはずっと楽ですが、ほどほどにしないと疲れて反動が来ます。わかってはいるのですが、なかなか切り替えが難しいのです。

そして、半ば予想はしていたのですが、ブログを書く時もこの状態になりやすいことを実感しています。特にこういう記事を書いている時は、連想ゲームのように関連する事柄が次々浮かんでくるので、思考にブレーキがかかりにくくなります。まとめるのにも時間がかかって仕方がない。

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この自分の癖は、双極性障害の疑いが出てくるまでは、あまり自覚していませんでした。双極性については勉強を始めたばかりで、まだ確信を持って自分の状態を掴めませんが、波をコントロールするために出来そうなことは試したいと思っています。

思考と感覚のバランス

というわけで、前置きが長くなりましたが、“文章スケッチ”は「考え過ぎ防止策」の一環としてスタートしました。

うつでも双極性でも、思考偏重になりがちな場合がありますが、「考え過ぎだから無になれ」と言われても、なかなか難しいものがあります。そんな時は思考から感覚に意識をシフトすると、まあまあの確率で自分の気をそらすことができます。*1

自分の五感に注意に向けるには、様々な方法がありそうです。音を聞く、景色を見る、匂いを嗅ぐ、風や気温を感じる…。「好きなお茶をゆっくり味わって飲む」とか、ほんのちょっとしたことでも、多少の効果を得られると思います。

私は、絵を描いたり、楽器を演奏できたらいいなと思っているのですが、残念ながら両方全然ダメです。絵画に至っては、はいだしょうこ画伯、草彅剛画伯的な意味の画伯です。このブログのロゴも全てフリーのサイトで作っているくらいです。

それなら、文章で絵を描いてみようかな。そんな気持ちで始めてみたのが、不思議な文章スケッチなのでした。一応ブログも更新できるし、という下心も大いにあります。

ちなみに「文章スケッチ」なんて言葉は存在するのか調べてみたら、プロの小説家の方が説明されていました。ふむふむ。勉強になります。

www.hodaka-kenich.com

あと、正岡子規も「写生文」なるものを書いていたのですね。ちょっと恐れ多い。

写生文 - Wikipedia

一回試してみた感想

さて、試しに一度書いてみた感触は、なかなか悪くないです。目や耳に集中するので、良い感じに“思考からの開放感”があります。書きなぐったことをまとめる際に、多少は“思考”に意識を向けますが、頭の中のバランスは保っていられました。

ただ、読んでくれる方のことを考えると、この謎の文章を公開するのはどうなんだろうとは思っています。拙いし、内容も薄いというか、意味がわからない気がする…。

とりあえず原則として、文章スケッチの記事には、普段と微妙に違う下記のアイキャッチを付ける予定です。「なんじゃこの文章」と思われる方は、この画像を目印にスルーしていただければと思います。

文章スケッチ
そして、このシリーズがあまりに不評(アクセス数が極端に低いとか諸々)だったり、ブログ全体のバランスを崩しそうだったら、止めるなり、どこか他の場所でひっそりやりたいと思います。

あくまでこれも、実験的な試みの1つです。

 

*1:こういった視点を持つに至ったのは、マインドフルネスへのうっすらとした理解がきっかけです。詳しくはこちらにまとめました。

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