大したことない話をわざわざ図にしてみる、無駄図解シリーズのお時間です。
好きな音楽を「気分への影響」で分類
誰でもやっていることだと思うのですが、音楽を聞く時、「元気を出したい」「リラックス」「ジョギングする時」など、シチュエーションや気分によって選曲しますよね。
私もそうなのですが、最近は特に「自分の気分を理想の方向に近づける」ように意識して選曲することが多いです。
きっかけは、自分の好きな音楽の中には、テンションを上げる曲もあれば下げる曲もあると気づいたことです。やがて、その傾向を何となく掴むことで、ほんの少しでも気分のコントロールに役立てられないかと考えるようになりました。
個人的な嗜好を晒す形で恐縮ですが、どういうことかと言うと、こんなマトリックス表のようなイメージです。
聞いていてテンションが上がるバンドやアーティストを“HIGH”(右側)に、聞くと少しトーンが下がったり、内省的になるようなものを“LOW”(左側)に配置しています。完全に私の主観ですが、「全部好き」というのがポイントです。
“影響度”はそれほど深い意味はないのですが、その音楽が自分の気分に強く影響すると感じるほど、上の方に配置しています。必ずしも「好きな度合い」とは一致していません。
例えば、私の場合はRadioheadを聞くと、かなりダークな気分になることが多いので、一番左上に配置しています。特に"Amnesiac"というアルバムは、自分の中で危険物扱いです。暗い。
反対に、遅ればせながら最近興味を持ち始めた日本語ラップバトルは、言語脳と闘争本能的なものが刺激されるので、一番右上の配置です。「元気が出る」とはちょっと違います。興味深いのですが、寝つきが悪くなりそうなので、何となく寝る前には避けます。
そして最近の私のテーマは、「なるべくニュートラル(フラット)に過ごす」なので、中央上部にあるペトロールズというバンドの曲を聞くことが多いです。単純に大好きだからなのですが、良いグルーブ感がありつつも肩の力を抜いてくれる感じが、ここ数年の私の気分にマッチしています。他にも「チルい」感じの音楽が最近の好みです。
その他は割愛します。
まあ聞く音楽を変えるくらいで、思うように状態をコントロールできるわけではないですが、出勤時に少しだけ気持ちを上げてくれたり、張り切り過ぎている時はあえて抑えめの曲を聞いてみたり、ちょっとした気休め程度にはなるかと思います。
音楽が聞きたくない、聞けない時は辛いですが、静かな場所でゆっくり休むのみです。環境音くらいなら、比較的聞きやすいかもしれません。
小説家バージョンも作りました
メジャーでないバンドを混ぜたこともあり、音楽の例がわかりにくかった気がしてならないので、小説家バージョンも作成してみました。
そもそも私は以前より本を読めなくなってしまったので、気分の波を調整する目的では読書しませんが、あえて分類してみるとこんな感じです。
こちらの“影響度”は、読後に感情を揺さぶられる度合いです。森絵都さんと西加奈子さんの小説は、読み終えて号泣したことがあるので上の方です。
でも、一番好きな作家は伊坂幸太郎さんです。明るすぎず暗すぎず、淡々とユーモラスに読める上、さりげなく色々考えさせてくれます。多作なのも有難いですし、著者近影がすごく普通の人っぽいところも好きです。
無理やりまとめ
色々書きましたが、好きなものは、あまり深く考えずに好きなように楽しむのが、リフレッシュには最適かと思います。(無駄な図を使って個人の趣味を発表しただけに終わりました。)
ただ、
- 落ち込んでいる時に、どんどんうつ要素を取り込んで、負のスパイラルに陥ってしまう
- 反対に、ハイな気分に拍車を掛けるように、強い刺激を追い求めてしまう
こともあるかもしれないので、しんどくなったら、こういう視点で考えてみるのも一案です。
漫画、ゲーム、映画などでも、同じような考え方はできるかと思います。自分の中で分類してみると、いい暇つぶしになるかもしれません。